日本茶には一番茶、二番茶というものがあることはご存知ですか?聞いたことはあるけれどもよく分からないという方は多いのではないでしょうか。
煎茶、番茶、ほうじ茶といったたくさんの種類がある日本茶ですが、一番茶、二番茶というようにも分類分けがされています。
この記事では、そんな一番茶や二番茶についてご紹介していきます。
- 日本茶について詳しく知りたい
- おいしいお茶を飲みたい
- 自分で選べるようになりたい
このような方に特におすすめの記事になります。ぜひご覧ください。
Contents
日本茶の一番茶、二番茶とは?
まずは一番茶、二番茶とはどのようなものなのか説明していきます。
簡単に説明しますと、煎茶を産地や収穫時期によって種類分けされたお茶のことを一番茶、二番茶と呼んでいます。
煎茶に使用されるお茶の芽は、1年間で何度か摘み取られています。その摘み取られる時期によって一番茶、二番茶と分けられているのです。
産地や収穫時期で何番茶か変わる?
何番茶かは産地や収穫時期で種類が分けられていると言いましたが、「収穫時期は分かるけど産地?」と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。
それには理由があります。
お茶の産地は日本全国にあるのでそれぞれ気候が違います。そのため、産地によってお茶の収穫時期が変わってきます。
だから、何番茶かは産地や収穫時期で種類が分けられていると言えるのです。
一番茶から四番茶まである
一番茶、二番茶という言葉はよく聞きますが、実は三番茶や四番茶もあります。聞いたことはありますか?
日本茶を以下のような4つのお茶に分けることができます。
- 一番茶(新茶)
- 二番茶
- 三番茶
- 四番茶(秋冬番茶)
これら○番茶の○に入る数字は、1年の間で何番目に芽を摘み取られたかで決まります。
つまり、一番茶は最初に摘み取られた芽で作られたお茶のことで、二番茶は2番目に摘み取られた芽のお茶のことを言います。
三番茶・四番茶も同じように芽が摘み取られた順でそう呼ばれています。
主に一番茶・二番茶は煎茶、三番茶・四番茶は番茶と呼ばれることが多いです。
一番茶から四番茶までそれぞれを詳しく説明
一番茶・二番茶・三番茶・四番茶についてとそれぞれの違いを説明していきます。
一番茶(新茶)
一番茶は、最初に摘み取られた芽を使用したお茶です。グレードが一番高いものになります。
やわらかい新芽のみを使用していて、所謂「新茶」と呼ばれているお茶です。苦味が少なく甘みが多い傾向があります。
一番茶が摘み取られる時期を5月の「八十八夜」と言います。
八十八夜とは、立春から数えて八十八日目にあたる日(5月2日)のことです。
気候条件からしても茶摘みの最盛期と言われ、この時期のお茶は極上のお茶となります。
二番茶
二番茶は一番茶の次に摘んだ芽を使用したお茶です。
一般的な煎茶はこの二番茶のことが多いです。
三番茶
三番目に摘み取られた芽で作られたお茶です。
三番茶からは煎茶ではなく、番茶と呼ばれることもあります。
四番茶(秋冬番茶)
四番目に摘み取られた芽を使用したお茶です。グレードは一番低いものになります。
三番茶と同じように煎茶ではなく、番茶と呼ばれることもあります。
産地によっては三番茶を摘み取らずに、秋に摘む「秋冬番茶」とも呼ばれています。
一番茶・二番茶などについてのまとめ
簡単にまとめますと、煎茶や番茶を収穫時期によってさらに分類したものを一番茶・二番茶・三番茶・四番茶と呼んでいます。
また、三番茶・四番茶と遅摘みのお茶になるほど、お茶のグレードが下がっていきます。一番茶が煎茶の中でグレードが良いものになります。
おわりに
いかかでしたでしょうか。一番茶・二番茶についてお分かりいただけましたでしょうか?
この記事が少しでも皆様のお役に立ったことを願います。