日本でミルクティーと呼ばれているものには、実は2種類あるのをご存知でしょうか?
それぞれの違いを知っていれば、例えばお店で紅茶を頼むときに、その時にどんなミルクティーを飲みたいかによって選び分けることができます。
この記事はこのような方におすすめの記事になります。
- ミルクティーが大好き!
- もっと紅茶について知りたい!
- お茶を楽しみたい!
それでは、2種類のミルクティーとはどのようなものなのか、違いはどこにあるのか、それぞれについて説明していきます。
Contents
日本には2種類のミルクティーがある
日本のミルクティーは大きく分けると以下の2種類があります。
- お湯で抽出した紅茶にミルクを後から入れたもの
- 紅茶の茶葉をミルクとお湯で煮込んだもの(ロイヤルミルクティー)
簡単にこの2つのミルクティーの違いを説明すると、「ミルクを先に入れるか、後に入れるか」この違いになります。
これだけ聞くとちょっとした違いのようにも思えますが、「ミルクが先か後か」これが違うだけでかなり味に変化がつくのです。
それぞれについて詳しくご紹介していきます。
ミルクを後から入れるミルクティー
ひとつは、紅茶に後からミルクやコーヒーフレッシュを入れたミルクティーです。「ティーウィズミルク」と呼ばれることもあります。
比較的簡単に作ることができ、喫茶店やコンビニなどにもよくあるミルクティーがこれです。
このミルクティーはまろやかな味わいで、紅茶の中では胃にやさしいので、特に朝に紅茶を飲まれる場合におすすめな紅茶になります。
どちらかといえばこのミルクティーを普段飲んでいる方が多いでしょう。
茶葉をミルクとお湯で煮込んだミルクティー(ロイヤルミルクティー)
もうひとつのミルクティーというのが、手鍋などで紅茶の茶葉をミルクとお湯で煮込んで作ったミルクティーです。所謂、「ロイヤルミルクティー」と呼ばれているものになります。
最初にご紹介した普通のミルクティーと比べて、甘くてコクがあるのが特徴です。
先に紹介したミルクティーよりもミルクの分量が多いため、ミルクの甘味をしっかり感じる濃厚なミルクティーです。
ミルクの量に定義はありませんが、大体20%以上の目安でミルクが入っていればロイヤルミルクティーと呼んでも大丈夫でしょう。
海外にはロイヤルミルクティーというものはない!
ここまで日本のミルクティーは2種類あると説明してきました。
「なら、海外のミルクティーは違うの?」そう思った方も多いでしょう。
実はロイヤルミルクティーというものは海外にはありません!「ロイヤルミルクティー」という呼び方は日本独特のネーミングになります。
1930年に福永兵蔵が創業した京都三条通りにあるリプトンティーハウスというところで生まれた言葉です。1965年にそのお店でロイヤルミルクティーが発売され、その後「ロイヤルミルクティー」という言葉が和製英語として日本中に広がっていったそうです。
しかし、「ミルクを先に入れるミルクティー」と「ミルクを後に入れるミルクティー」は日本以外にもあります。
では、海外ではロイヤルミルクティーのことをどう呼んでいるのでしょうか?
海外では煮込んだミルクティーを「シチュードティー」と呼ぶ
海外とくにイギリスでは紅茶の茶葉とミルクを煮込んで作るミルクティーは「シチュードティー」と呼ばれていることが多いです。
インドでは「チャイ」とも呼ばれています。
つまり、紅茶の茶葉をミルクで煮出したミルクティーを「ロイヤルミルクティー」と言うと海外では通じない場合が多いんです!
結構驚きですよね!私自身、他の国も同じだと思っていました。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
日本のミルクティーには2種類あるということがお分かりいただけましたでしょうか?
日本のカフェで紅茶を頼むときに、自分が好きな味のミルクティーが頼めるともっと紅茶を楽しむことができますね!
また、もし海外に行ったときにミルクティーを頼むことがあるのならば、日本との呼び名の違いに気をつけて注文してください。紅茶の茶葉をミルクで煮出したミルクティーを「ロイヤルミルクティー」と呼ぶのは日本だけなのでそう言わないようにしなくてはなりません。
今回の記事で知ったミルクティーについての知識が、少しでもこれから紅茶を頼む際の為になればうれしいです!