お茶のまめ知識

日本茶の主な産地とそれぞれの特徴

日本茶といっても数多くの種類があります。

さらに産地によって気候や製法が異なるため、産地それぞれの個性がある日本茶が生産されています。

この記事では、日本茶の主な産地とそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

日本茶の主な産地

日本茶の産地というと、静岡県や京都府のイメージが強いですよね。しかし、実はお茶の産地は日本全国にあります。

今回ご紹介しますお茶の産地はこちらになります。

  • 村上茶(新潟県)
  • 茨城茶(茨城県)
  • 狭山茶(埼玉県)
  • 静岡茶(静岡県)
  • 美濃茶(岐阜県)
  • 西尾茶(愛知県)
  • 伊勢茶(三重県)
  • 近江茶(滋賀県)
  • 宇治茶(京都府)
  • 大和茶(奈良県)
  • 八女茶(福岡県)
  • 嬉野茶(佐賀県)
  • くまもと茶(熊本県)
  • 宮崎茶(宮崎県)
  • 薩摩茶(鹿児島県)

主な日本茶の産地を15ヵ所あげています。

上記を見ていただくとわかりますが、日本の中だけなのにこんなにたくさんの産地があるんです。驚きですよね!

これだけの産地があるということは、その分日本茶の味や香りがあるということです。

 

産地ごとに日本茶の特徴を紹介

日本茶の産地がたくさんあることが分かりました。次はそれぞれのお茶の特徴をご紹介していきます。

村上茶(新潟県)

日本茶の産地の中で一番北に位置する新潟県で栽培されている村上茶。最北で栽培されているため「北限の茶」とも呼ばれています。

村上茶は甘味が強いのが特徴です。雪の下で育つため他の産地よりも日照時間が短くなります。そのため、お茶の渋み成分である「タンニン」の含有量が少ないです。

他の産地と比べて寒い時期が長いため寒冷地向きである混合茶樹で栽培されています。

茨城茶(茨城県)

茨城茶には奥久慈茶・猿島茶・古内茶などがあります。

その中でも猿島茶は古くから関東で親しまれている、人気の高いお茶です。茨城県内では一番多く生産されています。

他の日本茶と比べて、強い香りとコクがあるのが特徴です。

狭山茶(埼玉県)

狭山茶は江戸時代から栽培されている日本茶です。日本三大銘茶のひとつでもあります。

製造工程の最後に高温で火入れをするのが特徴です。この作業によって香りが強くなります。

深みのある濃い味わいの狭山茶です。

静岡茶(静岡県)

日本国内で一番の生産量を誇る静岡茶。静岡県と言えばお茶というくらい有名な産地です。

静岡茶は種類も多いです。

静岡茶の種類

本山茶・足久保茶・両河内茶・静岡牧之原茶・引佐茶・川根茶・富士茶・袋井茶・小笠茶・金谷茶・清水茶・天城茶・島田茶・天竜茶・岡部茶・掛川茶・菊川茶といった種類があります

日本三大銘茶のひとつです。

美濃茶(岐阜県)

美濃茶は揖斐茶(いびちゃ)や白川茶が有名です。

温度差の激しい山間部で栽培されていて、高い香りと強い甘味が特徴のお茶です。

西尾茶(愛知県)

西尾茶は茶葉が濃い緑色で、上品な香りや穏やかなうまみとコクが特徴とされているお茶です。

また、西尾茶は抹茶の日が制定されるきっかけとなったお茶でもあります。

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伊勢茶(三重県)

伊勢茶は1000年の歴史があるお茶です。平安時代に唐(中国)から伝えられた茶樹を植えたことが始まりとされています。

「かぶせ茶」という日光を遮る製法で作られています。

まろやかな美味しさや渋みの少ないコクが特徴のお茶です。

近江茶(滋賀県)

滋賀県は「日本の茶葉発祥の地」です。約1200年前に最澄が唐(中国)から持ち帰ったお茶の種を比叡山日吉大社の辺りに植えたのが始まりとされています。

近江茶には、朝宮茶・土山茶・政所茶といった種類があります。

香り高く、クセのない味わいが特徴です。

宇治茶(京都府)

宇治茶は日本緑茶の基礎となったとも言われている有名なお茶です。

室町時代には足利義満によって「宇治七名園」と呼ばれる茶園が作られ、宇治茶は発展しました。その後、永谷宗円によって日本独自のお茶の製法が生まれています。

2004年に宇治茶の定義が決定されました。

宇治茶は、歴史・文化・地理・気象等総合的な見地に鑑み、宇治茶として、ともに発展してきた当該産地である京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で、京都府内業者が府内で仕上加工したものである。
ただし、京都府産を優先するものとする。

公益社団法人 京都府茶業会議所より引用

日本三大銘茶のひとつです。

大和茶(奈良県)

大和茶は朝晩の温度差が激しい土地で栽培されています。その気候が茶葉の香りとうま味を引き出しています。

渋味の中に甘味が際立つ味わいが特徴です。

八女茶(福岡県)

八女茶は八女郡星野村を中心に栽培されています。

高級茶の産地として知られており、玉露の生産量が多いです。

苦味と渋味が少なく、濃厚で甘味の強い味わいが特徴のお茶です。

嬉野茶(佐賀県)

嬉野茶は歴史が古いお茶です。室町時代に渡来してきた唐人が嬉野町の辺りに茶樹を栽培し、その後釜炒り茶の製法が伝わったことで嬉野茶が始まりました。

ほとんどが釜炒りの玉緑茶として生産されています。

くまもと茶(熊本県)

くまもと茶は川の上流地帯で栽培されているお茶です。

くまもと茶のほとんどが玉緑茶として生産されています。

さっぱりとして甘味があるのが特徴です。

宮崎茶(宮崎県)

宮崎茶は茶樹に適した気候で栽培されているお茶です。

日向茶・都城茶・五ヶ瀬茶などの種類があります。

薩摩茶(鹿児島県)

鹿児島県は静岡県に次いで2番目に荒茶の生産量が多いお茶です。

薩摩茶は一年を通して温かい気候の場所で栽培されています。そのため、他の産地より20日ほど早く出荷されているお茶です。

 

おわりに

日本茶はたくさん産地があることがお分かり頂けましたでしょうか?

それぞれ様々な特徴を持っているので、自分の好みや飲みたい気分で飲み分けることができます。

自分好みの日本茶が見つけられるとうれしいですよね。ぜひ、お気に入りの日本茶を探してみてください。

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