せっかく買った日本茶がすぐに味や香りが落ちてしまったら嫌ですよね。皆さんは、日本茶をうまく保存していらっしゃいますでしょうか?
買ったままの袋にクリップをとめて、食器棚に入れるというような保存をしていないでしょうか?
日本茶は生鮮食品といえるほど新鮮度が重要な食品です。新鮮度を失うことがないように保存には気をつける必要があるのです。
この記事では、日本茶の質をなるべく保ったまま保存できる方法についてご紹介しています。
今まで、保存方法についてはとくにこだわってこなかったという方におすすめの記事です。ぜひご覧ください。
Contents
日本茶をおいしい状態のまま保存するには
日本茶をおいしい状態のまま保存するためには、気をつけなくてはならないことがいくつかあります。
日本茶の敵はこれ!気をつけるべき点
日本茶を保存するときに気をつけなくてはならないのがこれら5つのことです。
- 湿気
- 温度
- 日光
- 空気(酸素)
- ニオイ
上記を見ると、「湿気」「温度」「日光」なども気をつけなくてはならないということで、何も考えずに保管しているのではいけないとわかります。
それだけでも、日本茶がどれだけ環境に左右されやすいお茶なのかお分かり頂けると思います。
日本茶の味・香り・色を落とさないためには、これだけのことに注意しなくてはいけないのです。
これだけのこと全てOKだというのはなかなか難しいですよね。
この中でも、「湿気」「温度」「日光」日本茶はとくにこの3つに弱いです。
全てが難しいという方はこの3つだけでもクリアできる場所に保管すると、そこまで日本茶の質を落とさずに保存できます。
日本茶がどんなものに影響を受けやすいのか分かったところで気になるのが、具体的にどうすればいいのかということ。
どうすればよいのでしょうか?
日本茶を保存するときには何に気をつければいいのか(具体例)
日本茶を保存するときに何に気をつければいいのか、具体的な方法をご紹介します。
日本茶の保存方法は、茶葉が入っている袋が未開封か開封済みかで少し変わってきます。
未開封と開封済みとで分けて、詳しく説明します。
未開封
未開封のお茶はまだ空気には触れていないとはいえ、温度や湿度などには気を配っておかなくてはなりません。封を開けてはいなくても、湿気やニオイはパッケージを通して入ってくることがあります。
- 冷暗所(食器棚・パントリーなど)
- 冷蔵庫
- 冷凍庫
短期保存なら冷暗所(食器棚やパントリーなど)で、数か月は開けないというような長期保存なら冷蔵庫もしくは冷凍庫に保存しておくことをおすすめします。
いつ飲むか決まっていない場合は、冷蔵庫に入れておくのがベターでしょう。
湿気や温度が安定しているのならば、食器棚やパントリーのような場所に保管しておいていても大丈夫です。
冷凍庫に保存していた場合は、一度常温に戻してから開封してください。茶葉が凍っている状態で封を開けると温度差で湿気が生じ、茶葉が傷んでしまいます。
開封済み
開封済みの日本茶の保存には特に気をつけなくてはなりません。未開封のものよりも保存場所の環境に影響されます。
- 冷暗所(食器棚やパントリーなど)
開封後の日本茶を保存するときに気をつけなくてはならないのが、開封後の茶葉は冷蔵庫や冷凍庫は保存に向いていないということ。
開封後はお茶を入れる(飲む)ために、冷蔵庫から短期間で何度も出し入れすることになります。
急激な温度差を何度も受けることになるのは日本茶にとってよくありません。そのため、開封後は冷蔵庫や冷凍庫に保存しておくことはおすすめできないのです。
パッケージ開封後の日本茶は密封容器に入れ替えて!
パッケージを開封した後は茶筒や缶のような密封された容器に移し替えましょう。
密閉容器に移し替えた後も茶葉は、容器のフタを開けるたびに空気に触れるため傷んでいきます。早めに飲みきってしまうようにしましょう。