皆さんは紅茶やコーヒーを飲むときどんなカップを使っていらっしゃいますでしょうか?
おそらく、紅茶やコーヒーを飲むときは専用のカップを使って飲むことが多いことでしょう。
とくにお客様が来客されたときに紅茶やコーヒーを出すときなんかは、見栄えをよくするために専用のカップやソーサーを使われているのではないでしょうか?
そんなカップですが、紅茶とコーヒーでカップを使い分けていらっしゃる方はいらっしゃいますか?
実は紅茶用とコーヒー用のカップがあるのです。
どのような違いがあるのでしょうか。この記事で説明していきます。
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ティーカップとコーヒーカップの違い
ティーカップとコーヒーカップの違いは、カップの背の高さと口の広さになります。
それぞれどのような特徴があるのかご紹介します。
ティーカップ
ティーカップの特徴はこのようになっています。
- 背の高さ:低い
- 口の広さ:広い
コーヒーカップ
コーヒーカップの特徴はこのようになっています。
- 背の高さ:高い
- 口の広さ:ふつう~狭い
なぜ、紅茶とコーヒーでカップを分けているのか
なぜわざわざ紅茶とコーヒーでカップを分けているのでしょうか?
その理由は、紅茶とコーヒーの適切な温度の違いにあります。
紅茶は出来たての温度が、おいしくいただくのに適した温度よりも高い温度となっています。そのため、早く冷ますために口が広く背の低いカップが良いとされています。
また、紅茶は水色も楽しめるお茶です。紅茶の水色を楽しむためにも口が広く背の低いカップが適しています。
コーヒーは出来たての温度がおいしくいただくのに適しています。そのため、なるべく保温性が高いものを使い冷めにくくする方が良いので、口が広すぎず背が高いカップが良いとされています。
紅茶とコーヒーでカップは使い分けるべき?
紅茶用とコーヒー用でカップが違うことをご紹介してきましたが、絶対に紅茶とコーヒーでカップは使い分けるべきなのでしょうか?
私は必ずしもそうではないと思います。
紅茶とコーヒーでカップを使い分けているのは日本だけ
まず、紅茶とコーヒーではっきりとカップを使い分けているのは日本だけだそうです。
他の国ではそのようなことはないのだとか。
紅茶やコーヒーが盛んに飲まれている国が紅茶とコーヒーでカップを分けていないのならば、そこまでこだわる必要はないということ。
それならば、紅茶用コーヒー用でカップを分ける必要はないのかなと思います。
紅茶も口が狭く背の高いカップでおいしくいただける
先ほど、口が狭く背の高いカップはコーヒーを入れるときに使うのが良いと説明したばかりなのですが、実は紅茶は口が狭く背の高いカップでもおいしくいただくことができるんです。
口が狭く背の高いカップで紅茶を飲むと、紅茶が舌の奥の方(味を感じるセンサーが集まっている場所)まで届くようになります。
そうすることで、紅茶のうまみをしっかり感じることができるのです。
紅茶とコーヒーでカップを使い分けた方がいい場合
紅茶とコーヒーでカップを使い分けた方が良い場合というのが、お客様が紅茶やコーヒーに詳しそうな方だった場合。
親しい間柄ならば、どんなカップやマグカップでも気にすることもないのですが、そうでない場合は使い分けていた方が無難ではあります。
しかし、あまり紅茶やコーヒーを飲まない方が専用のカップ両方をそろえるとなるとなかなか大変です。
もし、絶対に誰かに「これは違う。変だ」と思われるのが嫌なのであれば、紅茶用・コーヒー用両方のカップを用意しておいた方が良いのかもしれません。