大晦日、「年越しそば」をみなさん食べますよね。
その時にどんな飲み物を一緒に飲んでいますか?適当に冷蔵庫に入っていた飲み物を合わせてはいないでしょうか。
この記事では、「年越しそば」と一緒に飲むのにおすすめのお茶をご紹介します。
おいしく少しでも食べられたらうれしいですよね!
Contents
年越しそばについて
お茶を語る前に、「お茶を合わせる食べ物について知らないといけない」ということで、まずは「年越しそば」について説明します。
「年越しそば」とは、大晦日(12月31日)に縁起を担いで食べるお蕎麦のことです。
江戸時代に大阪から定着していった日本の文化・風習です。
「年越しそば」を大晦日に食べる意味
お蕎麦はうどんやそうめんなどの他の麺類と比べて切れやすく、そのことから「今年一年の災厄を断ち切る」と願いを込めて、年越し前の大晦日に食べるのだそうです。
お蕎麦に合わないお茶。緑茶はNG?
まずはお蕎麦に合うお茶の前に、お蕎麦と一緒に飲むのには合わないお茶についてです。
お蕎麦には「タンニン」という成分が含まれています。実はそのタンニンが緑茶にも多く含まれているんです。
それによってどのようなことになるかというと、お蕎麦と緑茶を一緒にいただくことでお蕎麦のタンニンと緑茶のタンニンがぶつかり合って、せっかくのお蕎麦の風味を打ち消してしまうのです。
たまに蕎麦屋さんで緑茶が出てくることがありますが、あれはあまり良くないということですね。
お茶に含まれる成分「タンニン」とは
お蕎麦に合うお茶について調べていくうちに「タンニン」という言葉が出てきましたがどんな成分なのか気になりますね。
タンニンとは、食べ物や飲み物の中に含まれる苦味成分のことです。茶の葉に多く含まれています。
また、お茶などに含まれるカテキン類(ポリフェノール)を総称してタンニンといいます。
ちなみにタンニンは粘り気があるタール状の成分です。
タンニンは抗酸化作用や抗菌作用がある成分です。
身体に吸収された脂肪分やウイルスなどの物質に吸着し、それらを身体の外へ排出させるのを助けてくれる効果があります。
「年越しそば」に合うお茶は?
「年越しそば」に合うのは「タンニン」が少ないお茶だということがわかりましたね。
では、タンニンが少ないお茶にはどのようなものがあるのでしょうか?
麦茶
麦茶は、焙煎した大麦の種子を煎じたお茶なのでタンニンはほとんど含まれていません。
麦茶なら馴染みがあってよく家にあることが多いですし、年越しそばと合わせるのにおすすめのお茶です。
玄米茶
緑茶と同じ茶葉も入っている玄米茶ですが、茶葉と玄米が1対1の割合でつくられたお茶なので、茶葉が少ない分タンニンは少なくなっています。
番茶
番茶は緑茶と比べて、タンニンが少ないとされる2番茶以降の茶葉を使っているのでおすすめのお茶です。
ほうじ茶
ほうじ茶は緑茶と同じ茶葉を使ってつくられているお茶ですが、茶葉を焙煎して抽出しているのでタンニンは少なめです。
おわりに
「年越しそば」に合うお茶についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
年越しそばを食べるときは、おすすめしましたお茶のどれかを一緒に飲むことをぜひ心がけてください。
この記事を見てくださった方が、いい大晦日・新年を迎えられることを願います。