紅茶、日本茶、中国茶といったお茶にはカフェインが含まれています。このことはご存知の方も多いでしょう。
しかし、お茶などに含まれているカフェインは摂りすぎるとカラダに良くないとよく言われています。
近頃は「ノンカフェイン」や「カフェインレス」というお茶商品をよく見るようになってきました。
「カフェインの摂りすぎは良くない」ということが知られるようになり、カフェイン量に気を付けていらっしゃる方が増えたため、そのような商品が続々と発売されてきているのでしょう。
しかし、カフェインが入っていないお茶やカフェインの量が少ないお茶っておいしいものもありますが、やはり普通のお茶と比べると「これはあまりおいしくない。。。」と感じるものが少なくないです。
そうなると、カフェインが含まれているお茶も飲みたくなりますよね!
今回はカフェインをどのくらいまで摂取すると摂りすぎとなるのかやカフェインの働きなどについてご紹介していきます。
Contents
カフェインは摂りすぎなければ問題ない
「ノンカフェイン」や「カフェインレス」のお茶商品が人気がありますが、カフェインが含まれているお茶はカラダに良くないのでしょうか?
カフェインは摂りすぎなければ、むしろカラダに良い成分なのです。
カフェインにもメリットがたくさんあります!
カフェインのメリット
- 眠気を軽減させる
- 疲れを軽減させる
- 集中力を上げる
- 頭痛を和らげる
カフェインにはこのような働きがあります。
カフェインが中枢神経系を刺激することによって、疲労を和らげたり、集中力を高めたりといった効果が現れるのです。
もちろん、人によってはこれらの効果が出やすい、逆に出にくいと感じることがあります。
効果が現れやすい人だと、カフェインを摂るとすぐに気分が悪くなる方もいらっしゃるので注意が必要です。
上に挙げたようなカラダに良い効果をカフェインを摂取することで得られるのなら、なおさら「カフェインが含まれているお茶もいいな」と感じますよね。
カフェインはどのくらいの量まで大丈夫なのか
カフェインの働きについて知ると、カフェインが含まれているお茶も飲みたくなります。
そうなると気になるのは、やっぱりカフェインの量がどのくらいまでなら問題ないのかですよね。
どのくらいの量まで摂取しても大丈夫なのか知っていればカフェイン入りのものでも、自分で選んで飲むことができるようになるので安心です。
実際のところ、カフェイン量は1日どのくらいまでなら大丈夫なのでしょうか?
カフェイン摂取量の目安(1日)
カフェインを摂取する人がどのような人かによって、1日に摂取しても問題ないカフェイン量というのは異なります。国によってもカフェイン摂取量の目安は少し違います。
ここではよくいわれている代表的なカフェイン摂取量の目安をご紹介しています。
成人
健康的な成人の場合、1日400mg以上は摂取しないようにいわれています。
これは、紅茶ならば1日8杯程度、煎茶・烏龍茶ならば1日13杯程度になります。(1杯150mlの場合)
子ども
12歳以下の子供は、体重1kgあたり2.5mg以上を摂取しないようにいわれています。
4~6歳 | 45mg |
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7~9歳 | 62.5mg |
10~12歳 | 85mg |
妊娠中・授乳中
妊娠中や授乳中の時は、1日200mg以下にすることを勧められています。
これは、紅茶ならば1日4杯程度、煎茶・烏龍茶ならば1日6杯程度になります。(1杯150mlの場合)
大丈夫だと言われているカフェイン量でも人によっては多いと感じることもあります。カフェインが含まれているお茶を飲んでいるときに、頭痛がしたり、気分が悪くなってきた場合はすぐに飲むのをやめてください。
おわりに
カフェインは摂取する量を間違わなければ問題ない成分です。むしろ、カラダに良い働きもあります。
カフェイン量について知っていれば、お茶をもっと楽しむことができます。
しかし、カフェインは摂りすぎなければ大丈夫だとはいえ、自分で計算して考えながらお茶を飲むというのは難しいもの。
そのような場合はやはり、「ノンカフェイン」や「カフェインレス」のお茶をおすすめします。
このようなカフェインに気を使ったお茶商品を、1日の中で何回かカフェインが含まれている紅茶や日本茶などと一緒に飲むのも良いでしょう。