日本茶は普段食事の時に飲んだり、お客さんが来たときに出したり、日本人にとってとても馴染みのあるお茶です。ほとんどの方が毎日何かしらの日本茶を飲んでいるのではないでしょうか?
そんな日本人にとって身近なお茶である日本茶について知れば、毎日がもっと良くなるはず。
日本茶のおいしい入れ方を学んで、楽しみましょう!
Contents
日本茶がおいしくなる基本の入れ方・ポイント
日本茶がおいしくなる基本の入れ方・ポイントをご紹介していきます。
紹介するのは以下の4つについてです。
- 水にこだわる
- 急須と茶椀を温める
- 最後の一滴まで注ぎ切る
- 日本茶の種類によって茶葉の量・湯の温度・抽出時間を変える
この4つのことについて気をつければ日本茶はおいしくなります。
日本茶をおいしく入れるための4つの方法・ポイントについて順に説明していきます。
水にこだわる
おいしい日本茶を入れるためには水にこだわることが大切です。
軟水を使用する
日本茶には軟水(ミネラル分が少ない水)が適しています。
硬水(ミネラル分が多い水)で日本茶を入れると、お茶の味が薄くなり、香りも出にくくなります。
軟水を使用すると、紅茶などの他のお茶でも同様においしく入れることができます。
カルキ臭を取り除く
また、水道水でお茶を入れるとカルキ臭が残ることがあります。
カルキ臭を取り除くためには、日本茶に使用する水を沸騰させてから、蓋(ふた)をとって2~3分煮立たせます。この作業でカルキ臭は飛びます。
このひと手間で日本茶の味が変わるのです。
急須と茶碗を温める
日本茶をおいしく入れるためには、急須と茶椀を温めておくことが大切です。
お茶を入れる前に急須と茶碗を温めておくことで、日本茶が冷めにくくなり味や香りを損なうことなく頂くことができます。
意外と忘れがちですがこの作業を忘れずに行うことで、一段と日本茶がおいしくなります。
最後の一滴まで注ぎ切る
急須から茶碗に注ぐときは、最後の一滴まで注ぎ切りましょう。日本茶のうま味は最後の一滴まで残っています。
また、一度急須にお湯を入れて抽出した日本茶は、すべて茶碗に入れてしまわないといけません。急須の中にお湯が残ったままだと抽出を続けてしまい、抽出され続けたお茶は余計な苦味が出てきてしまいます。
日本茶の種類によって茶葉の量・お湯の温度・抽出時間を変える
一般的には、低温のお湯で日本茶を入れるのがうま味を引き出すのに良いとされています。しかし、すべての種類に対してではありません。
日本茶の種類によって、適した茶葉の量・お湯の温度・抽出時間が違います。そのため、それぞれの日本茶に適した量や温度にしなければおいしく入れられません。
さらに日本茶にこだわりたいなら急須と茶碗もこだわる
これからご紹介することは、「上記で紹介したことはもう出来ている」「他においしく日本茶を入れる方法があるなら知りたい」というような方にオススメします。
日本茶についてさらにこだわりたい方は急須や茶椀の形にこだわると、もっとおいしい日本茶が入れられるようになるでしょう。
- 玉露・高級煎茶:小ぶりの急須
- 煎茶・普段用:大きめの急須
- 玉露・上級煎茶(低温が適しているお茶):磁器
- 番茶・ほうじ茶(高温が適しているお茶):陶器
何個も用意するのは難しいという方は、いつも飲んでいる日本茶に合った急須・茶椀にすると良いでしょう。
おわりに
おいしい日本茶を入れるためには、4つのポイントを気をつければ大丈夫です。
- 水にこだわる
- 急須と茶椀を温める
- 最後の一滴まで注ぎ切る
- 日本茶の種類によって茶葉の量・湯の量と温度を変える
4つ全てのやり方についてこだわると、おいしい日本茶が必ず入れられます。日本茶についてマスターしていると言えるくらいだと思います。
ご紹介した入れ方とコツに気をつけて、手間と心がこもった日本茶を楽しみましょう!