お茶のまめ知識

急須と土瓶の違い。選ぶときのポイントとは?

日本茶を入れるには急須や土瓶がなくてはなりません。みなさんはどちらを使っていますか?

急須と土瓶は一緒のように見えますが違いがあります。

急須と土瓶の違いと選ぶ時のポイントについてを、それぞれの特徴を説明しながらご紹介したいと思います。

 

Contents

急須と土瓶の違いとは?

お茶を入れるためには急須か土瓶どちらかがないといけません。

しかし、急須・土瓶と言っても違いがよくわかりませんよね。

急須と土瓶の違いは2つあります。

見た目(持ち手)

まず、急須と土瓶は見た目(持ち手)が違います。

急須は持ち手が胴部のについています。

土瓶は持ち手が胴部の上についています。さらに、持ち手に使われている素材が急須と違い植物(竹や藤などの熱を通しにくいもの)でできたつる状のものが使われていることが多いです。

素材

急須と土瓶に使われている素材が違うことも特徴です。

急須は陶器磁器があります。最近はガラス製のものもあるようです。

土瓶は名前のとおり素材は土です。つまり陶器でできています。

 

急須と土瓶どちらがお茶を入れるのにいいのか?

急須と土瓶の違いについて分かったところで気になるのが、結局どちらがお茶を入れるのに良いのか。

いざ買うとなるとどうやって選べばいいのか分かりませんよね。

どちらがお茶を入れるのに向いているのか結論を言うと、おいしいお茶を入れるという点では急須と土瓶どちらかというのは選べないです。

私個人としては急須の方が普段使用するのには使いやすいのではないかと思います。しかし、急須か土瓶かどちらがいいかということに関しては、結局は使用する人の好みによります。そのため、急須が良いと一概には言えないのです。

それでは、急須と土瓶ならどのようなものでもいいのかというとそうでもありません

 

急須と土瓶は飲む日本茶の種類で選ぶ

急須・土瓶選びに大切なのは、大きさ素材です。

飲む日本茶によって大きさと素材を変えることでおいしい日本茶を入れることができます。そのため、自分がよく飲むお茶の種類が決まっていると、急須や土瓶どのようなものを選べばいいのかが分かります。

日本茶の種類別に適した急須・土瓶を紹介

良く入れる日本茶の種類で急須・土瓶を選ぶと間違いがないです。

日本茶の種類別に合った急須・土瓶の特徴をご紹介します。

玉露・煎茶・茎茶の場合

少なめで低温のお湯でじっくりとお茶を抽出するとうま味が出るタイプの茶葉は、小さめの急須が適しています。

ほうじ茶・玄米茶・番茶の場合

お湯の量が多めの熱湯でお茶を抽出するとうま味が一気に出るタイプの茶葉は、大きめで厚手の急須・土瓶が適しています。

決まった茶葉はない。様々な種類の日本茶を飲むという方は、小さい急須・大きい急須または土瓶の2つを持っていると茶葉によって使い分けることができるためおすすめです。

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急須や土瓶を選ぶときのポイント

急須や土瓶を選ぶときのポイントが2つあります。

実際に持ってみてフィットするか

実際に急須・土瓶を持ってみると、自分にとって使いやすいかどうかが分かります。持ち手のサイズが合わなかったり重さが合わなかったりと、意外と自分に合わないことがあるんです。

急須・土瓶を日本茶の種類に合っているからと選んでも、自分にとって使い心地が悪いといけません。使いやすさも重要です。

茶こしの形をよく見る

急須や土瓶を選ぶ時には、茶こしをよく見るべきです。

  • 急須:穴が細かくあまりふくらんでいない茶こし。
  • 土瓶:穴が大きくふくらみがある茶こし。

上記のようにそれぞれに合った茶こしを選ぶのが、良い急須・土瓶を選ぶポイントです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。急須と土瓶は似ているけど違うものということが分かっていただけましたでしょうか?

急須と土瓶どちらが良いかは、好みのお茶によって変わります。少量のお茶をじっくり飲むなら小さい急須を、たっぷりがぶがぶ飲みたいなら大きい急須・土瓶を使用するのがいいです。

できれば大きいものと小さいもの2つがあると、どんな日本茶でも合わせて入れることができます。

ご紹介したポイントにも注意して、お気に入りの急須・土瓶をぜひ見つけてください。

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