この記事を見られているということは、あなたは茶道を習いに行こうかどうしようかと悩んでいるのではないでしょうか。
「興味を持ったはいいけど今時、茶道って習う意味があるの?」と悩まれている方もいらっしゃるのではと思います。
昔は女性の嗜みのひとつと言われることもありましたが、今は女性の社会進出も進み、昔と違い「女性がお嫁に行くときのために茶道を習っておくといいよ」と言われることもほとんどなくなったように感じます。
さらに男性は「茶道なんて習う必要がない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
最近ではインターネットで検索をすれば、お茶の点て方(たてかた)はいくらでも載っていて、わざわざ習いに行かなくてもわかりますからね。
しかし、そんなことはありません!
茶道を実際に習いに行くことで身につくこと、新たにわかることもたくさんあります。
ということで茶道を習いに行こうか悩んでいる方のためにも、茶道を習いに行くことによってどのようなメリット・デメリットがあるかご紹介していきます。
Contents
茶道を習う5つのメリット・デメリットとは
私は高校生の時から茶道を5年間習っていました。
茶道を習ったことで「ここはメリットになった!」ということ、逆に「ここは気になる。デメリットだ」と感じたことがいくつかあります。
茶道を習うことのメリット
まずは、茶道を実際に習いに行くことでメリットになったことをご紹介していきます。
礼儀作法が身につく
礼儀作法は、茶道を習うことによって身につくとよくメリットとして言われていることですが、実際に礼儀作法が身につくと断言できます。
日本の礼儀作法は、日本の伝統文化から生まれたものがたくさんあります。よって、伝統文化である茶道を習うことによって自然と礼儀作法が身につくのです。
私は昔から人見知りで人と接することが苦手だったのですが、茶道を習ってからあいさつなど自然とできるようになり、人と接しやすくなりました。
人当たりも良くなったように感じます。
姿勢が良くなる
私は身長が高く、学生の頃はすごく気にしていて少しでも背が低く見えるようにと猫背になっていました。
しかし、茶道では姿勢が大事でみなさん気を付けていらっしゃいます。そんな中、「自分だけ猫背だとみっともない」と思い、恥ずかしかったので姿勢に気をつけるようになりました。
そのおかげで、社会人になった今でも姿勢を褒められることが多いです。健康面でも姿勢が良い方がいいですからね。茶道を習って本当に良かったと感じます。
日本の伝統文化を感じることができる
最近は西洋化が進み、流行りとなるものも海外から入ってきたものが多いです。
しかし、茶道を習って日本の伝統文化を感じることができるのは、日本人としていいなと思います。
偉そうなことを言いますが、やはり日本の伝統文化を知っておくことで日本人としての良さというものを感じることができると思いますし、日本文化の素晴らしさを感じます。
ですから、日本人として日本の伝統文化の一つである茶道を習っておくことをおすすめします。
おいしいお抹茶やお菓子が食べられる
自分が好きだと思って習いに行く習い事だとしても、頑張ったご褒美として何か欲しくなるものです。
茶道では毎回おいしいお抹茶やお菓子が食べられるので幸せな気分になります。
毎回楽しめる習い事って意外と少ないように私は感じます。続ける上ではそういう楽しさは大事ですからね。
茶道はその点も優れているので習い事としては素晴らしいです。
女性としての自信がつく
女性の社会進出が進み、「茶道を習う必要はないのでは」と言われていると最初に挙げていましたが、実際はそうでないかもしれません。
人に茶道を習っていたことを話すと「いいね。今時の女性には珍しい」と言われることがよくあります。特に男性、お年寄りの方に言われることが多いです。
茶道を習っていたことを会話のきっかけとして使うことができますし、本性がバレる前の少しの間かもしれませんが(笑)おしとやかな印象は与えることができると思います。
ただ、女性に言うと「なんだこいつ気取って」と思われる可能性があるので、言う必要がないときは控えていた方が良いです。
男性に対しての受けはやはり悪くはないのかなといった印象があります。
もちろん茶道を習いに行くことによるメリットを身に付けるにはある程度茶道と真面目に向き合うことが大切です!
習いに行くだけでももちろん楽しいですが、せっかくなら習ったことが普段の生活で活かせるとうれしいですよね。
茶道を習うことのデメリット
次に、茶道を習いに行くことによるデメリットを挙げていきます。
費用がかかる
茶道を実際に習いに行くと費用がわりとかかります。
毎回のお茶代・お菓子代がかかるからです。さらにたまにお茶会に参加することもあり、参加費が必要なこともあります。
びっくりするほどかかるというわけではありませんがどうしても費用がかかるのが現実です。
習いに行くことが面倒くさい
インターネットでなんでも調べれば出てくるこの時代、わざわざ茶道を習いに行くことは面倒くさいと感じることもあるかと思います。
実際に習わなくてはわからないこともあるのですが、「家でお抹茶を点ててお菓子と一緒に飲むことができればそれでいい」とある程度趣味として抹茶を点てることだけを楽しめればいいと思っている方ならば習いに行く必要はないと私は考えます。
おいしい抹茶を点てる方法を知りたい場合は、YouTubeでも点て方の動画がたくさんあがっているのでよくわかります。
お茶会があるたびに覚えないといけないことがたくさんある
お茶会を開催するときは、「亭主(もてなす側の中心人物)」になることがあります。
亭主となった場合は、「正客(お客様の代表)」に尋ねられたこと(使用する物の名前や意味など)を伝えるため、たくさんのことを覚える必要があります。
例を挙げると
- お抹茶
- お菓子
- 使用したお道具
- 飾っている掛け軸
- お花
これらの名前や意味などについてを覚える必要があります。
慣れていないと説明するのにかなり緊張しますし、これら全てを覚えるのはなかなか難しいと思います。
ただ、茶道の初心者の方が上記で挙げたようなことを覚えておかないといけない立場になることはほぼありません。
あるとしたら、学生の方でクラブ活動の一環としてお茶会を開催する場合だと思います。
少々地味である
茶道を習っていることは少し地味だと言われることがあります。
全くそのようなことはないのですが、運動や料理などの人気のある華やかな習い事に比べるとどうしても地味に見られることが多いです。。。
履歴書に自信を持ってかける資格ではない
茶道をしばらく習って茶道の技術が認められると、資格(許状)を取ることができます。
しかし、せっかく資格を取ることができても履歴書に書くのははっきりいって難しいです。
就活では茶道は趣味として面接先に捉えられることが多いため、あまり書くことはおすすめできません。
実際に、私は持っている茶道の資格を書くことはしませんでした。
しかし、お茶やお茶菓子関連の仕事をする場合は例外で、堂々と茶道の資格を履歴書に書くことができます。
お茶やお茶菓子関連の仕事では、茶道で学んだことを活かせることがありました。
デメリットを見ると茶道を習いに行くのが合ってないのは、
- 趣味にお金をかけたくない
- 面倒くさがり
- 茶道の資格を仕事で生かしたい
- 家でただ抹茶を点てて飲めればいい
などと考えている方があてはまります。
まとめ:茶道を習う5つのメリット・デメリット
茶道を習ったことによる5つのメリット・デメリットについてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
茶道を習うメリット・デメリットをまとめると
メリット
- 礼儀作法が身につく
- 姿勢が良くなる
- 日本の伝統文化を感じることができる
- おいしいお菓子を食べられる
- 女性としての自信がつく
デメリット
- 費用がかかる
- 習いに行くことが面倒くさい
- お茶会があるたびに覚えないといけないことがたくさんある
- 少々地味である
- 履歴書に自信を持って書ける資格ではない
ということがあります。
メリットとデメリットを見てみると、自分自身を磨くために習うのにはピッタリの習い事だと言えると思います。
この記事が茶道を習いに行くかどうかの参考になるとうれしいです。
ここを見ている方が茶道を習うきっかけ、もしくは興味を少しでも持って頂いたことを願います。